礼儀正しさ、温かさ、芯の強さ、そして努力家な性格
吉川尚輝選手の魅力は、彼の礼儀正しさ、温かさ、芯の強さ、そして努力家な性格にあります。彼は、試合内外でその誠実で真面目な性格がファンから高く評価されています。特に、彼の守備力は球界屈指のもので、試合の流れを変える派手なプレーも魅力の一つです。難しい打球をファインプレーに見せないところに、彼のすごみが詰まっています。 走攻守三拍子揃った選手と評されることの多い吉川だが、本人がもっとも自信を持っているのは守備だ。
「個人としては守備からアピールして、流れをつくりたいと思っています。自信はあるのですが、逆シングルの捕球とか基礎からやり直しました」
二遊間を抜けそうなゴロに跳ねるような足運びで追いつき、流れるようなスローイングで刺す。万全ではない体勢でもリストの強さを生かして強い送球が投げられる。本能のままに、体が反応するままにプレーしているのだろう。その野性味のあるフィールディングには夢が詰まっている。
かつて吉川は高校卒業後、東都大学リーグの強豪・亜細亜大に進学する予定だった。だが、練習に参加するなかで挫折し、入学を辞退。一転して中京学院大に進学している。中京学院大はもはや球史に残る二塁手となった菊池涼介(広島)を輩出したチームで、選手の自主性に任せた運営が特徴だ。そんな自分のペースでのびのびと野球に取り組む環境が肌に合ったのだろう。吉川は大学球界を代表する遊撃手へと成長していった。
2016年のドラフト会議、吉川は巨人の外れ外れ1位としてプロへの扉を開いた。プロでは二塁手としての活躍が期待されているが、1月の新人合同自主トレの時点で上半身のコンディション不良を訴えたとされ、キャンプは三軍スタートと出遅れた。
それでも、やはり本当に凄い選手は、探さなくても勝手に目に飛び込んでくるのだろう。華やかな舞台でこそ映えるフィールディングが超満員の東京ドームで見られる日も、そう遠くはないはずだ。


吉川尚輝応援歌
